天保の改革



唐突ですが、歴史の時間です笑。しかも長いっす笑


天保の改革(1830年-1843年)について。


以前、Twitterにちょっと書いたことあるんだけど、
あっという間にタイムラインは流れてくから、
その場だけだともったいないからブログにガッツリ書いてみようと思って

ええっと、この改革は・・・
老中・水野忠邦が指揮をとってどうのこうのだったハズ・・・
って、、全然覚えてないじゃん・・・

われわれが習うのって基本ココにあるような感じだね
(と余裕なふりして人頼り)→学研キッズネット



なんで天保の改革について書こうと思ったかというと、

俺は時折、三味線のCDを聴いたりするんです。
小唄・端唄・都々逸とかいろいろありますね。
津軽三味線もあるし、さまざまな地域に音がある。

で、いろいろ調べてたらね、三味線を庶民が弾くのを幕府が禁止した時がある
っていうのをどこかで見て、心に引っかかってて。
表現や芸ごと、娯楽を禁止って何じゃそりゃ!ってどんどん気になってきて
調べたらソッコーで出てきましたよ

天保の改革』。

その改革の中のひとつに「綱紀粛正」てカッチカチの4文字の動きが含まれてて
その内容をよく見たら、怒りがフツフツと沸いてきたんだ。



倹約、風俗をただす。って文字が高校の歴史の教科書とかさ、
さっきのリンク(↑※キッズネット)にもあったと思うんだけど
その書き方だと、なんだかいいことしたみたいに見えちゃうよね
でも、実情はさ、かなりひどいもんだったんだねえ・・・

天保の大飢饉、各地での百姓一揆、打ちこわし、大塩平八郎の乱などなど混乱を極めた、と。
ここまではわかるんだけど、だからって庶民の娯楽に規制入れるのはおかしいでしょ。

お上はそうやってすぐに庶民のせいにして、負荷をかけるね。
自分たちのことは棚に上げてね。

娯楽を取り上げたら余計にストレスたまるだけじゃない
文化活動を止めるって、おかしすぎるでしょ。

規制された人々は、家で悶々としてたのかなあって思ったり。
それとも、知恵を回してうまいこと楽しんでたのかなあとかね。


三味線の禁止についてはココに書いてある→端唄



風俗取締り(男女混浴もこの頃に禁止になったみたい)、
人情本、洒落本、合巻への統制、寄席の制限、人形浄瑠璃の禁止、歌舞伎の弾圧
などなどなど、事のついでにやってるんじゃねえの的圧力が多すぎる。。


天保の改革の風俗・娯楽の取締まりについて→知恵袋


どうやら、歌舞伎は廃絶まで考えられたんだけど
北町奉行・遠山景元aka遠山金四郎の進言でなんとか廃絶には到らなかったようです。


REBELな人にはいろいろあって、
権力に毅然と面と向かって反抗する者と
権力に居ながらにしてその内部で民のために闘う者
などなど。遠山金四郎は後者だったんだろうなって思う。
金さん、さぞかし風流人だったんだろうねえ。
山川出版社から『遠山景元 ――老中にたてついた名奉行』って本が出てるね。

その手法/手段はさまざまあり。

って書いてたら、こんな映画があったのか!って発見が。
篠田正浩監督『無頼漢』(1970年)。
仲代達矢、岩下志麻、丹波哲郎、小沢昭一、渡辺文雄
中村敦夫、芥川比呂志、米倉斉加年、蜷川幸雄、藤原釜足
「時は天保十三年。犯罪長屋に暮らす6人のアウトサイダーたちを
中心に、かぶきものの生きざまを描き出す」
だってさ!こりゃオモロそうだね。


あ、脱線しちゃった。



で、江戸の繁華街にあった歌舞伎・江戸三座、そのうちの中村座が焼失したのに
建替えをなんと禁止、このときは郊外であった浅草の一角の猿若町に移転が
実施されたんだって。金さんの進言で廃絶はまぬがれたけど、歌舞伎劇場が
市内にもどってくるのは1872(明治5)年まで待たねばならなかった。と。

ここで俺が知りたいのは、弾圧を受けても負けなかった
著者や絵師や出版者、寄席、奏者や演者、歌舞伎の人々などの生活なんだよね。
どうやって暮らしたんだろうって。

これはもう歴史と江戸風俗についてだから
学問的になったりするのは確実…
時間あるときにいろんな本を読んでみようっと。



現代に置き換えてみると、いろいろ締め付けあるよね。
たとえば、クラブでいうと風営法が最たるもので。
YOU THE ROCK『Hoo! Ei! Ho!』が聴きたくなったりするわけで。
IDチェックの問題もある。10代の多感な時に音に触れるって
どんだけ大事かって思うんだけど、20歳以上じゃなきゃダメだとかさ。
20歳以下は大人じゃないんですか?と、しゃべり場みたいに質問したくなる。
クラブに対する偏見を持ってる人もまだいたりして。

しかーし!!!!そんなネガティヴなことばかりなわけがないのが音の現場さ。
その場を通じて、音や人と出会う。これ最高でしょ!!!!

だから、俺はDJだから、カッケエ音楽を作ってくれるクリエイターやプレイヤー、
応援してくれる人やお客さんがいて、その方々への感謝をこめて、
音を広げたいし、偏見は拭い去りたいんだよおお!!!!!!



で、我YAHMAN思う。

いろいろと禁止したがる誰かに告ぐ、
人々が“楽しみたい”って思う心までお前らは奪うことはできない。


ここでジャングルを1曲。D*NOTE『CRIMINAL JUSTICE』(1995年)
UKのCRIMINAL JUSTICE BILL(繰り返しのビートと集会の自由を規制する
ムチャクチャなレイヴ禁止法案。議会を通過しACTとなった)に対する反抗声明。
MCのNAVIGATORが法案の発案者や賛成者に向かって「お前の正義こそが罪だ」
と怒りの言葉を放つRAGGA JUNGLE+JAZZな激熱い曲。




さあ、ダンスを続けようぜ。