ドキュメント映画
サイド・バイ・サイド: フィルムからデジタルシネマへ
SIDE BY SIDE: The Science, Art and Impact of Digital Cinema
を観たよ。
US版トレイラー
Side By Side Official Trailer #1 (2012) Film Documentary Movie HD
こちらは日本語字幕のトレイラー
映画『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ』予告編
日本の配給側のイントロダクション
“およそ100年間の映画史において、唯一の記録フォーマットはフィルムだった。だが、過去20年間のデジタルシネマの台頭により、今やフィルムは消えつつある。本作は、デジタルとアナログが肩を並べ─ side by sideで─併存する現在を俯瞰しながら、映画におけるデジタル革命を検証していく。長年、俳優として表舞台に立つ一方、スクリーンの裏側でプロセスの変遷を見てきたキアヌ・リーブスが、自らホスト役となり、映画関係者へのインタビューを通じて、映画史の過渡期である今を切り取っていく。ハリウッドの錚々たる映画監督たちと、撮影監督、編集者、カラリスト、現像所やカメラメーカーの社員らが、キアヌの質問に答えていく。これは、「デジタルシネマの未来」についての映画ではなく、モノクロからカラーへ、サイレントからトーキーへと、技術とともに常に変化し続ける「シネマの未来」についての映画である。”
♪
フィルム主流だった映画制作の工程にデジタルキャメラ(そしてデジタルプロセス)が出現、
映像表現や費用面、そして手軽に撮れるという利点(ある人にはこれは利点ではないかもしれないが)
などを考えてデジタルで撮る人も増えてきた「今」(今、も昔になるんだけどね、未来には)、
とはいえフィルム撮影のほうがいい、と言う人もいる「今」。
映画専門学校に行った程度で、触ったのは16mmフィルム、っていう俺ですが、
俺としては、映像の階層がフィルムのほうが深い気がしてて、
“黒”の出具合がフィルムのほうが好きかなああ、って。
光の作用の仕方とかもね。
この映画で知ったんだけど、
最近のデジタルキャメラは4K解像度というのが現れてるんだねぇ。
進化、という言葉でいえば、どんどん進化している。
SFとデジタルの関係は深いし。SFだけでなくても
デジタルプロセスはさまざまなところで使われている。
つーか、フィルムだデジタルだ、って書いてる今、これはPCで書いてるんだよね笑
PCでアナログ思考で書いてる。
このドキュメント映画は、DJやってる俺にも影響というか
考えるきっかけをさらに与えてくれたんだ。
フィルムを、俺だったらアナログレコードに置き換えて、
デジタルを、配信音源をダウンロードしてCD化する、もしくはPCで再生する、に置き換えてみる。
いまの俺の状況は、アナログもデジタルも選べるし、どちらのやり方でも音を再生できる。
そして、なによりも、この日本の混乱の中、DJができる(混乱を無視してるわけではないよ)、
というめぐまれた状況にいる。
だからこそ自分の軸で選びたい。
映画中のインタビュー、撮影監督のミヒャエル・バルハウスの言葉
「あらゆることに共通する真理がある。
自分が納得した上で、
情熱と愛情を持って何かをするなら、
手段は関係ない。」
この言葉につきると思うんだよね。
俺としては、どっちじゃなきゃだめ、ってのは最近なくて、
再生できる環境(たとえばサウンドシステムなのか、小さいスピーカーなのか、とか
アナログのターンテーブルはないけどCD-Jはあるというお店だってあるわけですよ)や
音源の特性によってアナログかデジタルか選んでもいいし、
配信音源しかない場合もあるから、それがグッとくる曲だったら
ダウンロード(それがフリー音源だったらありがたくいただくけど、アーティストにお金は渡したい
ので購入するという意味でのダウンロード)をすればいいと思うんだよね。
まっすぐにアナログ、まっすぐにデジタル、の方々を否定はしません。という当然の大前提で。
♪
これはこうだぜ!というドキュメンタリーもあれば、
君はどう思うんだい?というドキュメンタリーもある。
サイドバイサイドは、やっぱデジタルっすよという人と、フィルム最高という人も出てくるから
こちら側に考えるきっかけをあたえてくれるよ。
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